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阪神、18年ぶりリーグ制覇

2003年のプロ野球セントラル・リーグは阪神タイガースが1985年以来18年ぶりにリーグを制覇した。星野監督が万年Bクラスのようだった阪神タイガースを立て直したのだ。就任一年目は、開幕7連勝という素晴らしいスタートをきったものの、矢野輝弘捕手ら相次ぎ主力選手の故障に悩まされ、4位に終わったが、伊良部秀輝投手、金本知憲外野手という打手の柱を補強。この大型補強が優勝の下地になった。その裏には、久万俊次郎オーナー(阪神電鉄会長)を説得し、巨額の補強費を捻出させた星野監督の功績があったのだ。 その柱をもって迎えた今季は4月26日から首位を1度も譲らず、シーズンの序盤からずっと独走。観客動員数の面でも大成功を収め、主催試合の入場数が球団史上初の300万人を集めた。18年目のリーグ制覇で「猛虎復活」を果たし、これを花道に星野監督はユニホームを脱いだ。

阪神フィーバーは関西にとどまらなかった。

阪神フィーバーは、関西にとどまらず日本全国に広がる社会的な現象となった。優勝を祝って、大阪の道頓堀川に飛び込むファンが多く、それが社会問題になるというオマケもついてきた。プロ野球日本一を決める日本シリーズでは福岡ダイエーホークスに破れ、18年ぶりの日本一とまではいかなかったが。 星野監督は今季を最後に健康への不安を理由に勇退した。