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太平洋・島サミットを沖縄で開催

パプアニューギニアや、フィジーなどで構成されている「太平洋島嶼(とうしょ)国会議(PIF)」と日本の関係強化を目指した「太平洋・島サミット」が、2003年5月に沖縄県名護市で開催された。島サミットの開催は1997年(東京)、2000年(宮崎)に続き3回目となる。 3年に1回の開催が定着した。今回会場となったのは名護市の「万国津梁(しんりょう)館」。2日間にわたって、環境保護やテロ対策など幅広いテーマで各首脳が意見交換し、小泉純一郎首相も参加した。開会演説で小泉首相は、「太平洋地域にふさわしい持続可能な開発を」と呼びかけた。また、サンゴ礁やマングローブの保護や観光客増加でごみがあふれ、海に投棄され観光資源を台無しにしているというゴミ問題についてなど、多くの問題を各国と共有している沖縄の経験は大いに有益だ」と指摘し、環境保護への積極的支援を表明した。

共同行動計画

共同行動計画 第3回太平洋・島サミットでまとめられた、日本の支援策とPIF側の自助努力を盛り込んだ合意文書。テロ組織などが法制度の未整備な島々を利用して行う資金洗浄を防止するために日本が協力することを約束。また、深刻化するごみ問題では、ごみの削減に努力し、処理計画の策定や施設建設を支援することになり、水資源の保護について対策を約束した。