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都心に新名所が相次ぎ誕生

2003年4月25日、東京都港区六本木6丁目に新都心「六本木ヒルズ」が開業した。超高層オフィスビルを中心に、ホテル、映画館、200以上の商業ビル、テレビ朝日などが集まる街は最先端の流行を求める人たちを刺激して抜群の集客力を誇っている。 人気で沸く六本木ヒルズの開業より半年前に最初の名所として脚光を浴びたのが、02年秋に建て替えられた丸の内ビルディング、通称丸ビルである。丸ビルがある丸の内は高度成長期の時代を支えた日本有数のビジネス街だ。オフィスビルも古くなり、閑散としたビジネス街のイメージは、丸ビル開業とともに一新された。 東京駅の目の前ということも加わり、開業から直後の年始年末にかけては、平日にも関わらず大勢の観光客が殺到した。 03年にできた品川駅の近くも超高層マンションが相次いで建築されており、商業施設の誘致がますます重要になりそうだ。

旧六本木防衛庁跡地の再開発

三井不動産が主導している六本木の再開発。 六本木ヒルズの11.6ヘクタールに肩を並べる広大な敷地に、新しい街をつくる構想ができている。都内最高のビル街を街のシンボルとし、その中にはオフィス、商業施設、ホテル、住宅などを作る予定。他の再開発にない特徴は、行政と協力して隣接する公園を含めた4ヘクタールの緑地を設ける点だ。総事業費は2700億円で、2007年に「街開き」を予定している。