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波乱続いた男子ゴルフ

タイガー・ウッズが圧倒的な強さを見せつけていた男子ゴルフ界に異変が起きた。 2000年から2002年までのメジャー12大会のうち、半分の6大会に勝っていたウッズが 2003年のメジャー4大会では無冠。1998年以来、5年ぶりにメジャーで勝てなかった。 プロツアーでは最多の5勝を挙げたものの、賞金王の座はビジェイ・シンに明け渡し、史上初の5年連続賞金王とはならなかった。 ウッズが苦しんだ背景には、ほかの選手のレベルアップとゴルフ用具の向上にある。 抜群の飛距離を誇るウッズに対抗するには、飛距離を伸ばさないといけないと意識した選手たちは肉体改造に取り組んだ。ウッズという怪物が選手たちの奮起を促し、全体がレベルアップした。その状況が、今度はウッズを苦しめている。今後、ウッズがさらなる進化をとげて再びずば抜けた存在になれるか。2004年のタイガー・ウッズに期待したい。

女子選手たちの男子大会挑戦

2003年のゴルフ界は、女子選手の男子大会挑戦に沸いた。スーパースターのアニカ・ソレンタム選手(スウェーデン)が5月の米ツアー、コロニアルに女子選手として58年ぶりに出場を果たした。結果は予選落ちとなったものの、代表枠ラウンドは中位の73位につけるなど男子トップ選手を相手に堂々としたプレーぶりだった。その後も、女子の有名な選手たちが世界各地で男子の大会に参戦し、活躍をみせた。