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民主、自由党合併

民主党と自由党が、2003年に合併した。 合併時には衆院137人、参院67人の計204人。所属議員が200人を超える野党の誕生は、94年の旧新党以来。2002年11月に鳩山由紀夫前代表が提唱して以来、民主党内では合併することについて賛否両論があったが、最終的に菅直人代表が小沢一郎旧自由党党首と会談。秋の衆院選で政権交代をするために、国民にわかりやすい選択肢を提供する事が不可欠であると判断。自由党を、事実上吸収合併することで合意された。政権選択選挙と位置づけ合併後、臨んだ衆院選では40議席の177議席を獲得。比例代表に限れば、自民党を3議席うわまわる72党で第一党となった。自民党との2大政党制になりつつあるが、安全保障政策で自由民主党議員と旧社会党系議員との間で隔たりが残ったまま。また、小沢氏が積極派なのに対し民主党内は慎重派の人が多い。今後の対応次第では党内に亀裂が生じる場合もある。

小沢一郎旧自由党党首

「豪腕」、「壊し屋」と称される旧自由党の党首小沢一郎。政権交代のチャンスと自由党を解散して、民主党との合併に踏み切った。衆院選では菅直人民主党代表と2枚看板で全国を遊説してあるいた。民主・自由両党合併後は「一兵卒」として穏やかな対応をしているが、党内には小沢氏の豪腕さが加わった事への警戒感もある。選挙向けの寄せ集め政党という声もあり、いかに結束を図れるかが課題となる。