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池田小児童殺傷事件死刑判決

大阪教育大学附属池田小学校(大阪府池田市)で2001年6月8日、刃物で児童8人を殺害し、教諭を含む15人に重軽傷をおわせたとして殺人などの罪に問われた宅間守被告に大阪地裁は2003年8月28日、求刑通り死刑判決を言い渡した。公判では犯行時、事柄の善悪を判断し、“それに従って行動する責任能力を備えていたか”が唯一で最大の争点となっていた。捜査段階で鑑定した医師は「精神分裂病を思わせる症状は一切なかった」と証言。 宅間被告は判決公判の冒頭で発言機会を求め、騒いだため川合昌幸裁判長は退廷を命じ、被告不在のまま死刑を宣告。「せめて二度とこのような悲しい出来事が起きないよう、再発防止の為の真剣な取り組みが社会全体でなされることを願ってやまない」とする異例の所感で締めくくられた。弁護団は控訴したが、同年9月26日に被告が控訴を取り下げ、死刑が確定した。

「開かれた学校」よりも、「安全管理」をしっかりと。

文部科学省は、従来地域社会に対して学校が閉鎖的だという批判があった為、臨時教育審議会や中央教育委員会の答申等をふまえ、地域社会や家庭と子供を育てていく「開かれた学校」づくりをしてきたが、「安全管理の徹底」を重視すべきだと批判を受けた。文科省は学校の安全点検項目を見直し、「危機管理マニュアル」を作成。犯罪防止策などをまとめ、警察との連携で安全管理の徹底を指導している。